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外壁タイルの基礎知識

外壁タイルのサイズ・寸法の見方を解説【初心者向け】

外壁タイルと一口に言ってもサイズ・寸法はさまざまです。
しかも、タイルの場合、タイルとタイルの間の部分である目地(めじ)が存在します。
実は、タイルのサイズ・寸法と言った場合、この目地がポイントになることがあります。
こちらでは、そんな外壁タイルのサイズ・寸法の見方について解説いたします。

外壁タイルのサイズ・寸法の見方を解説【初心者向け】

タイルのサイズ・寸法の見方

外壁タイルを含めてタイル全般を見ると、そのサイズは、小さいものではモザイクタイルと呼ばれる一辺が10mm以下の小さなものから、床用の一辺600mm以上の大型のものまで様々です。

そのようなタイルを敷き詰めいく訳ですが、やっかいなのが、このサイズの表記です。

タイルが他の素材と異なる部分に、目地という要素があります。
タイルを敷き詰める際に、タイルとタイルの隙間である目地が必要になります。

タイルのサイズ・寸法を表記する場合は、基本的にはこの目地の幅を含めた形で書かれることが一般的です。

例えば、50角というタイルは、実際には45mm×45mmのサイズに、目地の幅を含めた50mm×50mmのことを表している・・・といった感じです。

ただ、これも全てのメーカーや販売店で統一しているか?というと必ずしもそうではありません。
目地を含めない実寸サイズで表記されている場合もあるため注意が必要です。

目地込みのサイズだと思っていたら、実際に貼り付けてみたら実寸だった・・・といった場合、目地の幅の分だけ広くなってしまいます。
タイル1枚につき、4〜5mmの違いですが、トータルするとかなり大きな差になってしまいます。

なお、シート状になっているモザイクタイルの場合は、たいてい1枚のシートで複数のタイルが組み合わせになっています。
そのサイズは300mm×300mmか、日本古来の尺貫法に合わせた303mm×303mmのどちらかが一般的です。
これも、サイズ的には微妙な差ですが、たくさん貼り付けますと、大きな差になるので注意が必要です。

外壁タイルの標準的なサイズ

次に外壁タイルで標準的なサイズのものを幾つかご紹介いたします。

二丁掛タイル(実寸227mm×60mm)

このタイルのサイズは、積レンガの寸法が元になっています。
積レンガの一般的なサイズは、60mm×227mm×108mm。この内、一番小さな面に合わせて作られたのが小口平タイルで、側面を元に作られたのが、この二丁掛タイルです。

また、二丁掛タイルの派生系として、高さが1.5倍の三丁掛タイル(実寸227mm×90mm)、高さが二丁掛の2倍の四丁掛タイル(実寸227mm×120mm)があります。

50角タイル(実寸45mm×45mm)

外壁モザイクタイルによく使用されるタイルです。
実寸では45mm×45mmですが、目地を含めた寸法では50mm×50mmとなります。

施工の効率を高めるため、300mm×300mmのシート状のユニットで使用されることが一般的です。

45二丁タイル(実寸45mm×95mm)

前述の50角タイル(目地込みで50mm×50mm、実寸45mm×45mm)が2枚分という意味で、50二丁タイルとも呼ばれます。
派生系として、50角タイル3枚分の45三丁タイル(実寸45mm×145mm)、4枚分の45四丁タイル(実寸45mm×195mm)があります。

図は、派生系の45四丁タイルです。

ボーダータイル(サイズは色々)

二丁掛タイルの高さを半分にした、実寸227mm×30mmが基本形ですが、実際のサイズはマチマチです。
他のタイルに比べ、細目であることが特徴です。

どのように配置するかがポイント

外壁タイルは焼き物ですので、商品によっては微妙にサイズが違う場合もあります。
また、前述のように、ものによって目地込みのサイズ表記だったり、実寸だったりとマチマチです。
その上でさらに重要になるのが、実際に貼り付ける場所に、どのように割り振っていくか?
ということです。

サイズがちょうど合うならば良いのですが、途中でタイルをカットしなければならない場合は注意が必要になります。
極端に小さなタイルが出てしまうと、デザイン的にかなり微妙な感じを受けます。
この場合は、タイルのそのものの配置を工夫して、極端なサイズのタイルがでないように、しなければなりません。

まとめ

タイルのサイズは、目地の幅を含めた表記がされている場合と、実寸表記の場合とまちまちです。
メーカー・商品ごとに表記が異なりますので注意が必要です。

2016.10.25外壁タイルの基礎知識
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