巾木、廻縁、ドア枠、窓枠。「フチ系」色合わせはこれがセオリー!

お部屋の印象を決めるのは何でしょう。家具でしょうか、壁紙でしょうか。
それももちろんですが、実は大切なのはお部屋の縁にある部品「フチ系」の色合わせだったりするのです。
色合わせでこんなに違う!という実例を写真で比べてみましょう。

注文住宅を購入するメリット・デメリット、価格相場についてはこちらで紹介しているので参考にしてみてください。
→ 注文住宅とは?相場やメリット・デメリットをわかりやすく解説しま

巾木(はばき)、廻縁(まわりぶち)…「フチ系」って何?

インテリアに興味があったり、家づくりを考えたりしない限り耳にしない「巾木(はばき)」「廻縁(まわりぶち)」という言葉。
それぞれ、お部屋の壁、床、天井の境い目(「取り合い」)で使われる部品のことです。
まずはそれぞれを写真で確認してみましょう。
「あっ、私の部屋にもあるある!」ですよね。

取り合いに用いられるこれらの部品を、ここでは「フチ系」と呼びたいと思います。
「フチ系」の部品は、例えば巾木なら、壁と床との継ぎ目を目立たせず、掃除機や家具のアタリがあっても壁が傷つかないなど、きちんとした意味、働きがあって用いられるものです。
しかし、実はこの「色」で、お部屋の雰囲気がガラッと変わってくる見た目上も重要な部品なのです。
巾木だったら、その色を天井と合わせるのか、それとも壁と合わせるのか。その決断一つで、ハイセンスなお部屋になったり、なんともあか抜けないお部屋になってしまったりするんです。
今日は、この「フチ系」の色合わせについて学んでいきましょう。

フチ系の色合わせは「空間の広がりをどう感じさせたいか」で決める

百聞は一見にしかず。
ここからは同じお部屋で「フチ系」の色が変わるとどう印象が変わるのかをみていきましょう。
まずはインテリアスタイル的には「ニュースタンダード」と呼ばれるスタイルだと、こんな感じ。

フチ系は、床の色に合わせてあり、お部屋全体がしまって見えます。
落ち着きも出ていますね。

次は「ライトヴィンテージ」。
先ほどとほぼ同じ床の色ですが、「フチ系」は白に変わりました。
印象はどうでしょうか。
フチ系が主張しない分、上方、水平方向への広がり感が生まれています。

二つを並べると、こんな感じです。

まとめると、
・空間自体をまとめることで「落ち着き感」を出したい→フチ系は色ありがおすすめ
・天井方向、水平方向へ「広がり感」を出したい→フチ系は天井、床と同色がおすすめ

と言えます。

まとめ~インテリアの骨組みの「色」は具体的なイメージで選ぶ~

インテリアは広い空間をコーディネートするものです。
そのベースになる天井、壁、床の色、またそれにアクセントを添えるフチ系の色は、後からのリフォームでなかなか変えづらい部分でもありますから、家づくり、また大がかりなリフォームをする際には、しっかり意識してまとめていきましょう。
インテリア上級者やこだわりのテイストがある方が計算して用いる場合は除き、基本的には部屋の骨組みである天井、床、壁、フチ系での「多色使い」はおすすすめできません。
例えば、床は非常に明るい白木、フチ系はミディアム系のブラウン、家具は深く濃いダークブラウンという色合わせではまとまりや統一されたスタイル感を出すのが非常に難しくなってしまいます。
クレバリーホームでは、フチ系も含めた色合わせを直観的に理解できるように、インテリアコーディネーターが作成したイメージを見比べて検討できます。
大きな空間を占めるお部屋の骨組みは「実際の部屋で用いるとどうなのか」というトータルイメージを作りながら決めていきましょうね!

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