色の効果と特徴まとめ インテリアカラーコーディネート入門①

色は家づくりの要素としてとても重要です。それはインテリアや外観デザインの印象を左右するだけでなく、ダイレクトに人間の心と体に影響を与えるから。家づくりの色選びに役立つシリーズ、初回は色の効果と特徴について学びます。

注文住宅を購入するメリット・デメリット、価格相場についてはこちらで紹介しているので参考にしてみてください。
→ 注文住宅とは?相場やメリット・デメリットをわかりやすく解説しま

色で家の居心地が変わる。カラーマネジメント×家づくりのすすめ

みなさんはどんな色がお好きでしょうか。
家づくりにおいての「色」は、インテリアや外観デザインの一要素としてしか考えられない場合も多いのですが、実は住む人の心理や感情、体、空間の見え方などに直接様々な影響をもたらす大きなファクターなのです。
効果的に色を使いながら彩りのある住まいを実現するためには色彩学の知識がとても役に立ちます。
色彩学を知らなくても、年齢や性別によって好きな色が違ってくるのはよく知られていること。
なぜその世代、性別の方がその色が好きなのか、そういったことまで見えてくるのが色彩学の世界です。

色の印象を使いこなす

トランプ大統領がしているネクタイの色、強くはっきりした赤が印象的ですよね。
もちろん、メディアに頻出する大統領は常に意識して色を使っています。
こういった例のように、色の印象を使いこなすと人同様、家のパワーも増していきます。
例えば、赤は元気ややる気を起こさせたり、青はリラックス効果を高めたりと、色がもたらす効果は様々。

以下、色が与える印象のまとめです。

熱い、情熱的、元気などのイメージがあり、元気ややる気を起こさせたり、気分を高揚させる効果があることでも知られています。

オレンジ

暖かい、カワイイ、楽しいなどのイメージがあり、食欲増進や親しみやすい印象を与える色としても使われています。

元気、幸福、注意などのイメージがあり、注目を集めたり、明るく若々しいイメージを印象付けることもできます。

自然、落ち着き、健康的などのイメージがあり、リラックスや疲労回復、落ち着きをもたらす作用が期待できます。

冷静、涼しい、広大などのイメージがあり、気持ちを鎮めて集中力を高めたり、食欲を抑える色としても使われます。

高貴、高級、大人っぽいなどのイメージがあり、芸術的、美的な感性を刺激したり、個性的な雰囲気を醸し出すこともできます。

ピンク

カワイイ、優しい、甘いなどのイメージがあり、女性ホルモンの分泌を高めたり、気持ちを穏やかにする効果も期待できます。

清潔、神聖、純粋などのイメージがあり、スッキリとしたイメージや軽快さを創出する色として選ばれることも多いです。

高級感、カッコイイ、重厚感などのイメージがあり、引き締め効果やモダンな印象を与える色としても使われます。

グレー

控え目、クール、都会的などのイメージがあり、シックで洗練された雰囲気を演出する色として用いられています。

色はリラックス⇔興奮に影響する

人間の体は、目を閉じた状態でも光や色の影響を受け、筋肉が反応することが分かっています。
この反応の数値を「ライト・トーナス値」と言い、数値が小さいとリラックス、大きいと興奮状態を表します。
和室が落ち着くとされるのも、約7割がトーナス値の低い色を使っているからとも言えます。

色は空間の奥行き感にも影響を与える

色は空間の奥行き感や距離の判断にも影響を与えます。
例えば、空間が飛び出して見える進出色や、奥まって見える後退色、縮んで見える収縮色、膨らんで見える膨張色など、色の特徴を活用すれば、空間に奥行きや立体感を演出することもできます。

まとめ~家が色で変わる。具体例をお楽しみに!~

ご説明したように、家の色選びはとても重要です。
せっかくの家づくり、色の効果を利用しながらメリハリのある空間づくりをしてみ手はいかがでしょうか。
これからはクレバリーホームの実例などをもとに、色の使い方を具体的にお伝えしていきます。
ぜひ引き続きお読みください!

きれいなお家、きれいな暮らし。 クレバリーホームの公式サイトはこちら♪