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外壁タイルの工法|乾式工法と湿式工法の違いとは?

外壁タイルは非常に丈夫で、適正に施工し、定期的にメンテナンスを行えば、20年、30年・・・いやそれ以上の長い期間にわたり、施工時の美しさを保つ優れた外壁材です。
しかし、適正な施工を行わないと、剥離・落下といったことになりかねません。
ここでは、そんな外壁タイルの施工方法について解説します。

外壁タイルの工法|乾式工法と湿式工法の違いとは?

外壁タイルの2つの施工方法

外壁タイルの施工方法は、主に湿式工法と乾式工法2種類存在します。

湿式工法は、いわゆるモルタルなどを使って、外壁タイルを下地に貼り付けていく方法です。
モルタルは、セメントと砂を水で練って作ります。
現場で水を使って作業するため、湿式工法と呼ばれます。

一方、乾式工法は、接着剤を用いて、下地に外壁タイルを貼り付けて行く工法です。
近年、接着剤の技術革新が進み、非常に丈夫で耐震性も格段に上がっています。
水を使わないため、乾式と呼ばれています。

それぞれについて解説します。

外壁タイルの湿式工法とは

前述の通り、外壁タイルを下地にモルタルで貼り付けていくのが、湿式工法です。
職人さんが文字通り、1枚1枚手で貼り付けていくのが基本です。
中には、複数のタイルがシート状になっており、一度に何枚も貼り付けられる外壁タイルもありますが、やはり職人さんが手で貼り付けることには変わりありません。

貼り付け方や、使う道具などによって、さらに細かく分類されるのですが、前述の通り、職人さんの手作業になります。
つまり、仕上がりや、耐久性は職人さんの腕次第という訳です。
乾式工法に比べると、職人さんの熟練の技が必要となります。

また、水を使ってモルタルを用意しますので天候に左右されるというデメリットもあります。

なお、マンションやビルなどの大型の物件では、コンクリートで壁の下地を作るのと同時に外壁タイルも施工してしまう先付け工法や、工場などで板に外壁タイルを貼り付けたパネルを作っておき、現場でそれを貼り付けるといった工法もあります。
これらの工法も広い意味で湿式工法に分類されます。

外壁タイルの乾式工法とは

前述した湿式工法よりも新しい工法です。

ベースとなるベースサイディングを張り巡らせた上に、外壁タイルを貼り付けていきます。
貼り付ける際には、接着剤が用いられます。
昔は、接着剤の質が悪く、剥離・落下につながることもありましたが、近年の技術革新で接着剤の性能が格段に良くなっています。
耐震性にも優れており、中には大地震でも剥がれ落ちないレベルのものもあります。

なお、下地にベース用のサイディングが使われると聞いて不安を感じる方がいるかもしれません。

確かにサイディングは、外壁タイルに比べて経年劣化が激しく、隙間を埋めるコーキングも日光や雨風でボロボロになっていきます。
実際、サイディングの外壁は、おおよそ10年程度で大掛かりな補修や塗り替えが必要になります。

しかし、これは外壁材として、直接外に出ているからです。
外壁タイルの下地として使われる場合、非常に丈夫な外壁タイルに外側が覆われます。
強い日差しを受けることも、雨風の直撃もありません。
ですから、ほとんど経年劣化は起きないのでご安心ください。

まとめ

外壁タイルの2つの工法、湿式工法と乾式工法に、ついて解説しました。

前者はビルやマンションなどの大型物件に用いれることが一般的です。
後者は主に、一戸建てなどの比較的小さな建物に用いられます。

どちらの工法にしても、適正な施工を行うことで、外壁タイルが長く美しい姿を保ちます。
外壁タイルの家を建てる場合は、外壁タイルの施工経験が豊富な施工会社を選ぶようにしましょう。

2016.10.17後悔しない外壁選び外壁タイルのQ&A
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