消費税10%になると住宅の税制優遇はどう変わる?

家は8%のうちに建ててしまうのがいいか、それとも10%になってから建てたほうが得なのか…?
消費税率アップが予定されている2019年、変わる住宅の税制優遇制度についてまとめます。

このコラムでわかること

  • 消費税8%で建てるのが得? それとも10%の方が得?
  • 変更される・追加される税制優遇制度
  • まとめ~贈与なし、ローン借りない、年収が高い人は8%がお得かも?~

消費税8%で建てるのが得? それとも10%の方が得?


個人の買い物としては最高額の「家」にも、当然消費税がかかります。
2019年10月に予定されている、消費税率10%への引き上げ。
たった2%と言えど数千万円の家に対してかかるとたいへん大きな額ですよね。
ぎりぎり駆け込みで8%に間に合う今の時期、「消費税8%で建てたい!」と焦っている方もいらっしゃるかと思います。

しかし「8%で建てたほうがいいか、10%に上がってから建てる方がいいか」は一概にどちらがお得ということは言えないのが現実。
というのは、「いくらの家を建てるか」「住宅ローンをいくら借りるか」「贈与(両親、祖父母などからの金銭的な援助)があるか」「年収額」など個々の事情によって結果が変わるからです。
お一人お一人にどちらの選択が良いのかは専門家に聞くのが一番早く正確なのですが、自分でも考えたい、という方に向けて、今回は「住宅の税制優遇措置、税率アップと同時に何が変わるのか」を簡単にお伝えしたいと思います。
なお、同じ内容は動画でもご紹介しています。
ご興味のある方はぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=nZ5URC35w9o

変更される・追加される税制優遇制度

さっそくですが、消費税率が10%にアップすると変更される税制優遇制度には何があるのでしょうか。
消費税率が上がると、家計の負担がグッと増えるため、そのショックを和らげるために国は税制優遇などの措置を取ります。
今回、住宅に対してもその措置が行われますが、8%時と比較したのが下記の表です。
「住宅ローン控除」「すまい給付金」「贈与税非課税枠」「次世代住宅ポイント(新規)」という四つの点に注目してみていきましょう。

★住宅ローン控除

8%では、住宅ローンの年末残高の1%が所得税から控除されていましたが、10%になるとそれに加えて、「ローン年末残高の1%」と「建物購入価格の2%」のどちらか少ない方が、さらに3年間控除してもらえるようになります。

★すまい給付金

建てる方の年収額によって変わりますが、8%時は最大30万円だったものが、10%時は最大50万円に拡充されます。

★贈与税非課税枠

両親や祖父母などによる金銭的な援助など、贈与にかかる税金は、8%時には最大1200万円(省エネ等住宅の場合)だったものが、10%時には何と最大3000万円(省エネ等住宅の場合)までかからなくなります。

★次世代住宅ポイント

これは10%時に新設されるもので、国が認める住宅に対し、一棟あたり、商品と引き換えられるポイントが付与されるものです。
商品はエコなどの複数の観点から公募されて決定されるそうです。

まとめ~贈与なし、ローン借りない、年収が高い人は8%がお得かも?~

一概には言えない「家を買うなら消費税率アップ前か、後か」ですが、8%で購入するのを検討できるのは今しかありません。
例えば、親からの贈与がなく、ローンは借りない、年収が高いという方。
そういう方は税率アップ前の方がお得に建てられる可能性が高いです。
8%消費税が家に適用されるのは、2019年3月末日までの契約分(請負契約を交わしておけば引渡しは10月以降でも8%が適用されます)、または9月末までの引き渡し分までとなっています。
ちなみに「請負契約」にはきちんと話し合った上で作成された各種書面(プラン図も含む)が必要ですので、初めてハウスメーカーに足を運んだ日に請負契約を交わすことは不可能です!
8%で建てたいという希望が少しでもあるなら、ぜひ、一刻も早くハウスメーカーにご相談されることをおすすめします。
私たちも、皆様をクレバリーホームの支店でお待ちしております!

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