内装「クロス(壁紙)仕上げ」特徴は?メリット・デメリットは?


家の内装で、最も人気のある方法といえば「クロス(壁紙)仕上げ」。
様々な仕上げの中でもコストが安く、様々な色・模様があり、最近ではさらに機能性の高いものまで選べるクロス。
クロス仕上げの特徴とメリット・デメリットをまとめてみました。

このコラムでわかること

  • 内装「クロス仕上げ」とは?
  • クロス仕上げのメリット
  • クロス仕上げのデメリット
  • 失敗しないコツは仕上がりのイメージをしっかり持つこと

内装「クロス仕上げ」とは?

家の内装方法のひとつに「クロス仕上げ」があります。
クロスとは壁紙のこと。
最も普及している内装仕上げの方法です。

クロスの素材には、大きく分けるとビニル素材、紙、布、自然素材、特殊素材があります。
とくにビニル素材のものは、紙や布に比べて施工が簡単でコストも安いためよく使われています。
色や模様のバリエーションが豊富で、表面に凹凸加工(エンボス加工)などで模様を浮き出させているものなども。
ビニル素材は水をはじくため掃除も簡単です。

下の写真はクレバリーホームの実例。
豪華な壁紙を寝室に使った例です。

クロス張りは
・壁の下地調整 クロスは薄く壁がでこぼこしていると表面にひびきます。穴にパテを塗り込むなど、平らに調整します。

・クロスに糊づけ 専門の機械を現場に持ち込み、一気に塗るのが一般的です。

・クロスを張る
という手順で進みます。
シンプルな手順ですが、やはり職人さんの腕で仕上がりに差が出るのは他の仕上げ方と変わりません。

クロス仕上げのメリット

クロスはもっとも普及している内装仕上げの手法。
つまり、メリットを感じる人が多くいる手法とも言えます。

まず、何よりもコストが安いこと。
コストの内訳は人件費と材料費ですが、他の仕上げ方(左官仕上げ、塗装仕上げ)に比べて工期が短いことによる人件費の少なさがメリットです。

次に、種類が豊富なこと。
最もポピュラーな仕上げなので、色や素材感、また機能性で様々な商品から好きなものを選ぶことができます。

最後に、手入れが簡単なこと。
ビニル素材の場合はお掃除がとても楽です。また、数年経ち汚れが目立ってきたら張り替えるのも簡単です。

まとめると「手軽で手入れが簡単」というのがクロス張りのメリットでしょう。

下は汚れやすいキッチンにタイル柄の壁紙を使ったクレバリーホームの実例です。

クロス仕上げのデメリット

ビニルクロスは水をはじくためお掃除がラクになりますが、一方で壁をビニルで覆ってしまうことになります。
そのため躯体の呼吸が妨げられやすく、一般的なクロスには吸湿性もないため(一部、吸湿性を持たせたクロスもあります)、断熱・気密のコントロールがない場合結露しやすくカビがつくこともあります。(断熱・気密の重要性についてはこちら→「高気密な家」と「断熱」「換気」の関係

さらに、施工の後から気になりがちなポイントをまとめると
・確認に使った見本が小さすぎた。仕上がったイメージと違った。
・全ての部屋に同じクロスを使った結果単調になった。
・張ったクロスが縮んで、チリ切れ(端が見えてしまうこと)、よれなどが目立つ

ということがあげられます。

それぞれの対策は以下の通りです。

★見本はできるだけ大きいものを、現場にも持ち込んで確認する(光の具合で色が変わって見えることもある)

★クロスはそれぞれの部屋にあったものを選ぶと単調にならない。アクセントクロス(四方の壁の一つだけを色替えする)にしてみる、寝室は落ち着くものにしてみる、トイレはポップにしてみる、などの工夫をする

クロスは伸縮するので、ある程度のしわ、よれが発生することも。後から補正ができるので、クロス張りの依頼先はアフターフォローをしっかりしてくれる業者さんを選ぶこと

まとめ~仕上がりイメージをしっかり持つこと!

最近では、クロスも進化していて、クロスの欠点を補う新商品も出ています。
具体的には「吸湿性が高い」「燃えにくい」「施工後の伸縮が少ない」「素材感がよい」など。
最新のインテリアにあう意匠も多く、流行のモザイクタイルやレンガ調なども選べて楽しくなります(最近のインテリア情報はこちら→流行のインテリア「フレンチシック」とは?カラーは?アイテムは?

しかし、注意してほしいのはデメリットのところでも紹介したように「イメージ違い」。
特に壁は面積が大きく、部屋のイメージを大きく左右するので「この雰囲気好きじゃない…」なんてことになると困ります。
家づくりでは考えること、判断することが多く、クロス選びだけに時間を割けるわけではありません。
壁の色や質感について豊富なインテリアコーディネート例を用意しているハウスメーカーなら実例から考えることができ、失敗が少なくなります。
クレバリーホームでは家全体のイメージ・インテリアコーディネートから、おすすめの壁の色や質感までを提案していますし、施工後のアフターメンテナンスも責任をもって行っています。
どうか、一生を過ごす家づくりは「信頼できる」ハウスメーカーとパートナーを組んでくださいね!

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