個室の収納は年齢で異なる! キーワードは、親は仕分け、子は可変性

家族一人ひとりがゆったりとくつろぐプライベートスペースは、衣類はもちろん、趣味の物や本、CDなど、パーソナルなモノが多い空間でもあります。他の人の目が届かない場所だからこそ、それらをただ片付けるだけでなく、しっかりと自己管理しなければなりません。さらに、年齢によって持ち物の量も変わっていくことも考えると、単にクローゼットがあればいい、というわけにはいきません。そこで今回は、寝室や書斎、子ども部屋など、プライベート空間の収納についてご紹介します。

 

このコラムでわかること

  • 主寝室の収納の主役は、ウォークインクローゼット
  • 子ども部屋の収納は「可変」がキーワード
  • まとめ/個室の収納は暮らしの潤いやお子様の情緒育成を左右します

主寝室の収納の主役は、ウォークインクローゼット。

今では多くの住まいで採用されているウォークインクローゼット。人気の理由は、ご夫婦の衣類だけでなく、バッグや帽子、布団やスーツケースなどもまとめて一箇所で管理できるからです。逆に言えば、ウォークインクローゼットを設ける場合には、しまうモノの種類や量をしっかりと把握しておく必要があります。その上で、洋服ならショート丈、ロング丈、たたんでしまうモノを把握して、ハンガーパイプや棚、引き出しなどで構成しながら、それぞれのスペースを確保していきます。

その際のコツとして、ハンガーパイプは、現在使用している長さプラスαのスペースを取り、将来、服が増えることに備えるとともに、服の出し入れがスムーズにできるようにしておきましょう。ショート丈のモノが多い人なら上下2段のパイプ構成にします。また、姿鏡を置いたり、着替えのスペースも確保しておくと、使い勝手もアップします。

ウォークインクローゼットは、空間を縦に仕切りながら、ご夫婦それぞれのエリアを分けて使えるのも、人気の理由の一つ。箱物は棚の上の段にしまい、小物類はバスケットなどにまとめて、見えやすい位置に置くのも、上手に使う上でのコツです。

ウォークインクローゼットは、空間を縦に仕切りながら、ご夫婦それぞれのエリアを分けて使えるのも、人気の理由の一つ。箱物は棚の上の段にしまい、小物類はバスケットなどにまとめて、見えやすい位置に置くのも、上手に使う上でのコツです。

ウォークインクローゼットを設けても、スカーフや帽子、ベルト、小物類の収納は案外難しいものです。そこで、これらを効率的に掛けられるものとしてオススメなのが、壁面を有効利用したハンガーパイプです。パイプの高さを自由に変えられる可動式にしておけば、掛けたいモノに合わせて自由に移動させることができ、とても重宝します。

スペースを有効活用できる、クレバリーホームのマルチハンガーパイプ

スペースを有効活用できる、クレバリーホームのマルチハンガーパイプ

子ども部屋の収納は「可変」がキーワード

子ども部屋の収納は、多くの方が悩むところです。お子様の成長を考えると、どの年代に合わせて構成すればいいのか難しいですよね。成長に伴ってモノの数が増えるのはもちろん、持ち物の内容や構成、サイズも変化していきますから、子ども部屋の収納は、「最初からきっちり作り込まない」がベストでしょう。

では、実際にどんな収納にすればいいのでしょうか。そのキーワードが「可変性」。つまり、お子様の成長に合わせて柔軟に対応できるようにすることです。子ども部屋に最適な、柔軟性を発揮する収納を2つご紹介します。

棚やパイプのレイアウトを自由に変えられる

例えば、小学生と高校生であれば、ハンガーパイプに掛けた衣類に手を伸ばした時、取りやすい位置は異なります。そんなお子様の成長に合わせられるように、内部の構成を自由に変えられるようにしておきましょう。もちろん、変化していく持ち物にも対応できるように棚板も可動式にしておきます。

棚板だけでなく、ハンガーパイプの配置も変えられる便利なクローゼット。写真左は、お子様がまだ小さいときのレイアウト→写真右は、成長した際のレイアウト

棚板だけでなく、ハンガーパイプの配置も変えられる便利なクローゼット。写真左は、お子様がまだ小さいときのレイアウト→写真右は、成長した際のレイアウト

動かせる収納で、将来は2部屋に間仕切り

天井まで高さのある収納量たっぷりのクローゼットには、自分たちで自由に動かせるものがあるのをご存知ですか。クローゼット内部にハンドルがあり、これを回すとキャスターが出てきて自由に動かせる仕組みです。部屋の間仕切りにもなるので、お子様が小さいうちは部屋の端にレイアウトし、広々と走り回れる空間にしておき、将来、お子様が2人に増えたら、クローゼットを部屋の中央に移動して2部屋に分割することができます。予め子ども部屋を2ドアの1ルームにしておけば、リフォーム工事等の大々的な工事をしなくても、自分たちで間取り変更ができます。さらに、お子様が独立して家を出たら、またクローゼットを端に移動して、ご夫婦の趣味の空間にあてることもできるなど、家族構成の変化に柔軟に対応できる収納です。

ムーブクローゼットの配置例。お子様が小さいうちは、部屋の端に配置しておき、一般的なクローゼットと同様に使用します。

ムーブクローゼットの配置例。お子様が小さいうちは、部屋の端に配置しておき、一般的なクローゼットと同様に使用します。

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ムーブクローゼットの活用例。小さな2人のお子様が成長し、それぞれ個室が必要になったら、家族でクローゼットを動かせるので、間仕切り壁も兼ねて部屋の中央に配置し、部屋を2つに分けることができます。

付属の専用ハンドルを底板のナットに差し込み回転させれば、底部のキャスターを操作できます。工事の必要もなく、ラクラク間仕切りが可能です。

付属の専用ハンドルを底板のナットに差し込み回転させれば、底部のキャスターを操作できます。工事の必要もなく、ラクラク間仕切りが可能です。

まとめ/個室の収納は、暮らしの潤いやお子様の情緒を左右する大切なスペースです

主寝室や子ども部屋といった空間は、ゆったりとくつろぐプライベートスペースであり、そこで過ごす時に必要なモノとは、すべてが自分を豊かにしてくれるモノですよね。そんな大切なモノたちだけに、余すところなくしっかりと収納し、いつでも気軽に使えるようにしておくことは、潤いのある毎日を送る上で欠かせません。

また、特に子ども部屋では、時間とともにお子様の生活スタイルが変わっていく中で、それに合わせて変化する持ち物をちゃんとしまっておけるかどうかは大切なことです。例えば、洋服やおしゃれのアイテム、趣味や音楽のアイテムなどを、すぐそばに置いておけるか否かは、お子様の情緒や感性を育む上で、決して無関係なことではありません。それだけに、プライベートな空間の収納は、熟慮して設計する必要があります。

なお、クレバリーホームには、全国の若いご夫婦のお住いを数多く手掛けてきた実績や、そこからのノウハウ、アイデアも豊富です。また上で紹介した収納の数々は、「MONOプレイス」というオリジナル収納で、モデルハウスで実際に見て、触れてみることができます。ぜひ、収納のことが知りたいなと思ったら、お気軽にお近くのクレバリーホームまでご来場ください。

片付けやすくて、いつでもスッキリを保てる住まいづくりなら、クレバリーホーム。 クレバリーホームの公式サイトはこちら♪CHバナー2

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