防音室の作り方「防音ユニット」「部屋丸ごと」 防音室基礎知識①

音楽や映画を見たり、聞いたり、自分で楽器を演奏したりすることが趣味という方にとって「防音室」は憧れのスペース。いつか手に入れたい「防音室」について、基本を学びましょう!

この記事でわかること

防音室のメリットとは


ご近所さんとの距離が近い住宅地では、気兼ねなく音楽や映画を楽しむのは難しいもの。
思いっきり楽器を弾きたい。映画をいい音で、ダイナミックな音量で楽しみたい。
そういう時に家に「防音室」があれば、趣味の世界に没頭できます。
でも、そもそも防音室はどんなものなのでしょうか。
どうやって作ればいいのか、目安金額はどれくらいなのか。
これから数回にわたって、ざっくり、簡単に、防音室についての基礎知識をご紹介していきます。

防音室にはどんなタイプがあるのか

そんなわけで今回は「防音室を作る二つの方法」について学びます。
家に防音室を作る場合、
①部屋の中にもう一つの部屋(防音室)を作る=ユニット式
②部屋を丸ごと防音室にする=現場施工式
という二つの選択肢があります。
①は組み立て式の防音ユニットを設置する方法、②は部屋の天井、床、壁に防音加工を行う建築工事です。

①ユニット式防音室を設置する場合のメリット&デメリット

組み立て式のユニットを設置するだけなので、工期が短く、またコストも②に比べ少なくて済みます。
また、引っ越しするときには新居に移すこともできます。
ですが、部屋が狭くなってしまうこと、インテリアデザインの観点からはあまり見た目が良くないことがデメリットです。
また、重さがあるため、家の構造によっては二階以上の設置が難しい場合があります。

②部屋を丸ごと防音室にする場合のメリット&デメリット

その部屋の天井、床、壁の内部に必要な建材を追加し、部屋ごと防音室にするため見た目は普通の部屋とほとんど変わりなく、使い勝手もよく仕上げることができます。
また、防音に関する細かな調整も自由にできるので、こだわりたい部分がある方にはおすすめです。
二階以上の部屋でも工事ができます。
一方で、工期が長いこと、①に比べコストが高いことがデメリットです。

まとめ~新築するなら「部屋を丸ごと防音室」がおすすめ~

せっかく新築を考えているなら②の部屋を丸ごと防音室にするやり方をまずは検討されてはいかがでしょうか。
建てたあとでは一度内装をはがして手を加えなければならなくなり、このタイプの検討は難しくなってくるからです。
部屋を部屋として効率的に使いながら防音機能を加えれば、せっかくの間取りを狭くすることはありません。
また、天井や床材、ドアや窓など、自由に好みの部材を選べるのでインテリアで妥協する必要もなくなります。
防音室を作りたいならクレバリーホームにご相談くださいね。
次回は防音室を考えるキーワード「遮音」「吸音」の基礎知識についてご紹介します!

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